医療法人社団慶神会 武田病院

> ご挨拶

精神科 受付時間

月~土曜日
午前9時~11時

  • 初診ご希望の方は事前にお電話下さい。
    直接お越し頂いた場合でも空きがあれば受診可能です。
    他院で既に診療をお受けの方はなるべく紹介状(診療情報提供書)をお持ち下さい。
    一部午後もあります。
  • 再診は、午後は予約のみになります。

内科 受付時間

午前診療

月・火・木・金
午前9時~11時半

午後診療

火・木曜日 午後1時~4時

武田病院

〒214-0014
神奈川県川崎市多摩区登戸3193
TEL:044-911-4050
FAX:044-934-0521
(詳しいアクセス方法を見る)

ご挨拶

武田病院院長 武田 龍太郎

当院は、昭和35年に開設以来、患者様に現れる「症状」だけを問題にするのではなく、患者様一人ひとりの背景やパーソナリティを含めた総合的な理解に努めて治療を行うという精神(心理)療法的なアプローチを重視することを治療理念として運営されてきました。

現在の精神医学は、脳科学・画像診断・遺伝子研究等の生物学的な研究が急速に発展し、治療においては薬物療法を中心とした進歩が著しく、統合失調症をはじめとした各精神疾患の治療成績は確実に向上してきています。しかし、一方ではわが国では、自殺者数が平成10年からとても多い状態が続き、他にもいじめ問題の増加、企業におけるメンタル不調者の増加など各種統計上でもうつ病やその他「こころ」に問題を抱えた方が年々増加しており、その対策が急がれているところです。

この背景には、個人主義の台頭、情報化社会の発展、家族機能の低下、超高齢化社会の進展、産業界における競争の激化、など社会文化的な変動が大きく影響し、それに伴い価値観が多様化し、個人が抱えるストレスを受け止める機能が低下していることなどが要因として考えられます。

したがって、精神的な不調に陥った場合は、それらに関係する社会的な背景要因も含め、個別的な生物学的(脳機能など)要因、養育/発達過程や対人関係の持ち方などの心理的要因などをふまえて、一人一人の方について多面的な評価を行った上で、治療計画をたて、それに沿って治療を進めるというアプローチ(精神力動的精神医学)が重要となり、当院ではその実践を目指しています。

当院の沿革および概要をご紹介させて頂きますと、開設当初には入院して頂いた方の多くに個人精神分析的精神療法を行うなど個別の集中的な治療をしていくという方針で運営されましたが、その後は精神分析理論を基本にしながらも、入院という集団の場を生かし、集団精神療法や作業療法などを実施しながら、目標を明確にして安心できる入院環境を提供し、入院環境自体を治療に活用するという方向へ発展させてまいりました。

平成5年には外来部門を含む本館を竣工し、ストレス病棟および精神科デイケアを開設しました。ストレス病棟では、勤労者・主婦などの気分障害圏の方や青年期の方々への入院対応に力をいれ、精神科デイケアは当時川崎市ではまだ少ない状況で開設され、現在では軽スポーツからSSTまで多様なプログラムメニューを用意しながら、地域で患者様が安心して過ごせる場所を提供し、地域作業所等の関連機関との定期的連携会議を実施するなど地域連携に努めながら、生活力をあげていくという精神科リハビリテーションを実践して参りました。

その後は病棟の全面改築工事を行い、平成17年7月に現在の新館を竣工し、急性期病棟(ストレス関連開放病棟、治療閉鎖病棟計60床)、精神療養病棟(開放38床、閉鎖42床)として、一つの病棟単位はきめ細かい看護ができるように小規模として治療機能別に分化し、従前よりも入院治療の対象を救急的な介入も必要とするような重症レベルの患者様にも広げ、神奈川県精神科救急輪番病院として急性期の治療に力をいれつつ、従来からの伝統である入院集団精神療法、心理教育プログラム、作業療法などの集団療法的アプローチにも継続して力を入れています。そして、入院中から社会機能の回復を目指し、入院後早期からの作業療法の開始や退院後の継続利用をスムーズにするためのデイケアへの入院中の試験参加など、精神科リハビリテーションも同時に実施しながら入院治療を展開しております。

リハビリテーション部門では、近年のメンタルヘルス不調による休職者の増加に対応するべく、平成19年8月からは休職中で気分障害圏の方を主な対象として、復職支援デイケア「リワークらくだ」を開始しました。そこでは、通所することで生活リズムを立て直し、軽スポーツや創作活動、ミーティング、集団認知行動療法などを取り入れながら、復職および復職後の再発防止、さらには個人に合った生活を見つけることなどを目標に運営させていただいており、特に参加の方々同士の支え合いが大きな効果をもたらしています。

外来診療におきましても、一時的な不眠や、何らかのストレスによって落ち込みを感じた方から、物事に過敏になって集中できないといった方まで、広くメンタルヘルス不調に関する相談および診療を行っています。当院外来では、当院精神科一般デイケア、復職支援デイケア「リワークらくだ」や当院以外の地域での相談および生活支援センター、保健所など各社会資源とも連携しながらの診療が可能となっており、ご要望に応じて地域関係機関へのご紹介などもさせて頂いております。また、当院では全部門共通の情報ツールとして電子カルテを導入しており、院内での入院治療・通院治療・デイケアなど各部門間での医療情報の共有化がすすみ、多職種によるチーム医療を推進しております。

以上が当院の概要となりますが、個別性を尊重しながらも、患者様や多職種のスタッフが力をあわせて有効な治療環境を作り上げていくことが、治療の進展を促進させるという基本理念として運営し、「患者様一人一人を大切に、人と人とのつながりを大切に」という言葉に表現しております。 

今後は、心の病を持った方の治療や回復へ向けてのリハビリテーション活動、更に地域の関係機関との協力を推進し地域ネットワークを充実させながら、障がいを持つ方が地域で安心して生活ができ、少しでもお互いが思いやりをもって活動できるような社会に近づけるように努力していきたいと考えています。

▲先頭へ戻る

このページをメニューなしでプリントする

〒214-0014 神奈川県川崎市多摩区登戸3193
 TEL:044-911-4050 / FAX:044-934-0521 
医療法人社団慶神会「武田病院」

Copyright Takeda Hospital. All Rights Reserved.